2026年11月07日
「柔和な人々は、幸いである。その人たちは地を受け継ぐ。」
— マタイによる福音書 5章5節
私たちは生きていく中で、強い人にならなければならないと教えられてきました。自分の考えをはっきり主張し、人に負けず、時には力で自分の権利を守らなければならないと思っています。そのため、誰かに軽く扱われたり、傷つけられたりすると、同じように仕返しをしたくなり、自分の思いどおりにならないと、心に怒りがたまってしまうこともあります。しかし、そのように生きていても、私たちの心に本当の平安が訪れるわけではありません。
イエス様は、私たちに少し違った生き方を教えてくださいます。「柔和な人々は、幸いである。その人たちは地を受け継ぐ。」
柔和であるということは、弱い人になることでも、自分の考えを持たずに生きることでもありません。自分の感情や怒りを抑え、ほかの人を理解し、謙虚な心で神様を信頼することです。自分の力ですべてを手に入れようとするのではなく、神様の御心を求めながら生きる心のことです。
この世は、強い人が勝つと言います。しかし、神様は柔和な人が幸いであると言われます。イエス様ご自身も、ご自分を低くして人々を愛され、ご自分を十字架につける人々さえも赦されました。その柔和さは弱さではなく、神様の愛と力を表す本当の強さでした。
私たちも生きていく中で、さまざまな争いや困難に直面します。誰かに傷つけられることもあれば、不当な扱いを受けることもあります。そのようなとき、怒りや憎しみで応えるのではなく、自分の心を神様にゆだねてみてください。神様は私たちの悔しさや苦しみをご存じであり、最も良い道へと導いてくださる方です。
イエス様が約束された「地を受け継ぐ」ということは、この世の力や競争によって手に入れる成功ではありません。神様を信頼する人に与えられる豊かな恵みと、永遠の神の国の相続を意味しています。
もし今、心の中に怒りや憎しみ、解決できない葛藤を抱えて生きているなら、その重い心をイエス様にゆだねてみませんか。この世のやり方ではなく、イエス様の柔和さを学び、その愛の中で生きてみてください。
本当の強さとは、ほかの人に勝つことではなく、愛をもって自分自身を治めることです。イエス様の中で柔和な心を学び、神様が約束してくださった本当の平安と祝福を味わうことができますように。